本日も先週に引き続き しきたり・作法について記載いたします。参考までにどうぞ。

●お骨上げ(拾骨)・・・血縁の深い順に木か竹のお箸で骨を拾い上げ、人から人へ渡したり、二人一組になり同じ骨を挟んで収骨容器に納めます。まず、足の骨から拾い上げ、最後にのど仏を拾います。火葬場により若干の違いがありますので、火葬場の係員の指示に従っていただきたいと存じます。※また宗派によって異なります。

●清め塩・・・葬儀から帰ってきた人は、家の中に入る前に体に塩を振りかけて清める習慣があります。ただし死を穢(けが)れとみなさない仏教的立場から、この清め塩は、特に意味はないという考え方もあります。

●忌明け・・・仏教では三十五日・四十九日の法要、神道では三十日祭・五十日祭をもって、忌明けとしています。宗派によっては、この間を中有または中陰と呼び、忌明けを満中陰と呼んでいます。中陰の間、死者の霊魂は、この世にとどまり、四十九日の満中陰を迎えて死後の行き場所が決まり、冥土へたどり着くといわれています。

●戒名・法名・法号・・・戒名・法名・法号は仏門に入った者に付ける名前で、古くは魂の成長とともに名前が何度も変わりました。死後、名づけられた仏名は仏門に帰依したという意味と共に、仏の悟りに入ったという意味をも含んでいます。

●お斎(おとき)・・・仏事に関する食事(精進料理)のことを「お斎」と言います。元来、眠らずにいるという意味であった、お伽(とぎ)が「きよめる」「ととのえる」の意味をもつ「斎」と習合して、「おとき」となったといわれています。死者のそばで、相手をするというところから、膳を死者のために設けておく地方もあります。

本日は以上です。地域での習慣が異なりますが、参考になると思いますので物差し程度にお考えいただきたいと存じます。

 

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