本日は前回のブログに引き続き、最近の葬儀事情を報告致します。

今回のテーマは無宗教・無宗派の葬儀について、お話しいたします。

先ず、無宗派・無宗教の葬儀を説明する前に、その対極にあるいくつかの宗派での葬儀を説明致します。

数多ある宗教がありますが、一般的な宗教の葬儀での役割でご説明すると 祭司・司祭(キリストなど)・導師(仏教など)です。皆さんには耳馴染みのない言葉ですが、言い方を変えると牧師・伝道師・神父(キリス教など)、神主・禰宜(ねぎ)・権禰宜(ごんねぎ)(神道など)、住職・ご導師(仏教など)となります。

   

少しは聞き覚えがあると思います。

上記の宗教者が、一般的には葬儀を進めていきます。キリスト教では、讃美・祈祷・説教などで構成しています。仏教に於いても同様で読経の中に故人との約束事を唱えて成仏できるようにと唱えて構成されています。

ここまでが、一般的に知られている知識と考えます。

 

さて今回のテーマである無宗教・無宗派での葬儀についてですが、葬儀社である、わたくしの私感をお伝えするとこの言葉自体が存在しないと考えます。

言葉自体が存在しないとは、次のような視点からです。

1、先に述べた宗教的な葬儀は、宗教者が宗派の流れにより構成し進行する。

2、葬儀とは一般的に葬儀・告別式からなり、ふたつの式が一体化し、いつしか葬儀又は告別式のどちらか単体の言葉で省略されるようになった。

3、上記の事柄が理解されずに言葉だけが先行した為による勘違い

以上の3点から現在「無宗教・無宗派の葬儀」を考えているご家族には「無宗教・無宗派の告別式(お別れの会)」といった言葉に認識を変えていただけると、どういった進行をしていけば良いか理解しやすくなります。

葬儀の打ち合わせで、この無宗教・無宗派で行いたいと考えている遺族の9割が陥っていることを次に説明致します。

宗教者を招いての葬儀時間は約40分前後です。仏教ならば読経・繰り上げ初七日法要などで構成されます。キリストでは賛美・祈祷・説教などで構成されています。

しかしながら「無宗教・無宗派」という事は、この宗教者がいない又は、立てないことになり葬儀自体が省略となります。この事を理解されたとしても葬儀での宗教者の役割を、葬儀社だから葬儀のプロだからとこちらに頼ってくることもございます。葬儀社は宗教者の替わりなどできるはずも無く、することでもありません。多くのご遺族が誤った考えをお持ちです。

だからといって、信頼し依頼していただいている葬儀社としては無宗教・無宗派でのお別れ会の提案こそ、葬儀社の手腕が試されると弊社は考え指導しています。

弊社では、ご遺族・ご親戚はもとより故人のご友人にもご協力いただき無宗教・無宗派でも告別式・お別れ会として1時間弱の構成案を提案し、進行をしております。

 

お別れ会なども大規模から小規模まで様々な形式がありますので、詳しくは事前相談などをして知識を葬儀社と共有していただきたいと存じます。

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