本日は昔とは違い葬儀社をインターネットなどで費用等を比較して選べる時代です。しかしご逝去は突然のことで、事前に調べたりすることができにくく、またご逝去後おおむね3時間以内に葬儀社を選ばなくてはならないのも現状です。いざという時の為に葬儀社選びのポイントを解説付きで記載いたしますので参考にしていただければ幸いです。

🔳様々な施行スタイルの葬儀社・・・ここではひとくくりに葬儀社といっても、様々な営業体系やシステムがあり葬儀社によって違いがありますので、慎重に葬儀社を選ぶのが重要です。

①、病院と契約している葬儀社 (解説:入院施設がある病院には指定契約葬儀社といって、病室から霊安室などに移動の手伝い【院内搬送】業務での契約をしています。この契約というのが何かというと契約指定を病院から受ける事です。ほとんどのケースで葬儀社から病院に対して寄付金などの名目で金銭が発生しております。大きな大学病院などでは何千万単位での契約を葬儀社はしています。この指定葬儀社は霊安室などでご遺族に対してアプローチをして葬儀社が決まっていないと【お手伝いいたしましょうか?】といって売り込みを致します。契約葬儀社の多くは、その病院の近隣に葬儀式場を運営しています。ここまでが病院に入っている葬儀社の説明です。このような葬儀社を選んでしまった時のトラブルの原因はやはり総額の葬儀代金になります。何度かこのブログでも解説しておりますが病院との契約をした時の寄付金などが発生しているという事は、その大部分は顧客であるご遺族の葬儀代金に上乗せされてしまいます。葬儀社での経費が巨額であればあるほど皆さんに請求されます。よって総額の葬儀代金は高くなってしますケースとなります。

対処方法・・・不安な場合は「自分で葬儀社を探す」「決まった葬儀社があります」などの旨を伝えて時間をもうけ葬儀社を選びましょう。そうなる前に事前に葬儀社に相談することが良い方法でしょう。

 

②、警察出入りの葬儀社 (解説:入院などしていなく自宅また病院以外での突然のご逝去の場合に警察が介入します。このことは法律【医師法・刑事訴訟法第229条】などで決められていることですので、救急車で病院に搬送したからといって病院から死亡診断書が発行されるとは限りません。この場合には事件性が無いと判断されると監察医【法医】による検案を受け死亡検案書が発行されます。そんなときに警察の方から紹介されたか葬儀社を選ばれて監察医のいるクリニックに搬送してもらい、そのまま葬儀まで依頼してしまうとトラブルが発生しますので注意が必要です。ここまでが警察紹介葬儀社の説明です。この警察紹介の葬儀社の多くは、あらゆる場面での警察介入の故人を取り扱っていますので、損傷が酷いご遺体などがあります。皆さんの大切な方の損傷がない時でも、ご遺体のレベルは警察介入は一律【悪い】と勝手にくくられ、感染症の危険がある為という理由付けをされ葬儀代金が高騰するケースもあります。尚且つ皆さんの心の安心感【警察に紹介されてるから】というスキをつき葬儀終了後の請求額が莫大であったなどの事例もあります。警察にクレームを言っても紹介しただけで関係ないと言われ、正式に訴えるのは葬儀社であるのではと説得されてしまいます。警察の方々も現場での立ち回りなどが理解している葬儀社が良いので紹介するケースもあります。葬儀社との金銭のやり取りが無いことを信じたいところです。

対処方法・・・急な事ですが、落ち着いて対応してください。警察からの紹介葬儀社に不安がある場合には「自分で探す」旨を伝えたり、「決まった葬儀社があります。」と断ることが出来ます。

 

③、積み立て制の互助会葬儀社 (解説:積み立て制の葬儀社の代表とされているのが互助会葬儀社であります。まずは互助会の葬儀社の特徴です。皆さんと最初にお会いして互助積み立ての契約をするのが渉外営業部なる部署です。あまり葬儀の業務内容などを把握してなく、会社からは顧客契約数を伸ばすことだけを求められていますので、入会までは甘い言葉【契約コースの範囲で葬儀が出来ます】などで勧誘することが見受けられます。入会すると発行される約款などには事細かな契約事項があり、そこには勧誘された時の営業との口約束が繁栄されていないなどのトラブルが発生します。一度入会し積立金を払うと解約金名目でも少額だと戻ってこないなどもあり、この事由は全て約款に記載があり、泣き寝入りしてしまうケースもありますので、慎重にお選びいただきたいと考えます。また互助会の多くは葬儀式場を運営していて葬儀代金も積み立て金だけでは賄えず追加料金が発生します。見せかけ料金に注意が必要です。

対処方法・・・コース内容の把握【セット祭壇・棺・収骨容器・式場使用料など】をして互助会葬儀社以外の葬儀社の見積もりを取り比較するのも良い方法です。解約した金額を充当すると大半の葬儀社の方が同じグレードの葬儀が安価になるケースが存在いたします。

 

④、インターネット葬儀社 (解説:昨今ではインターネットなどで広告を大々的に宣伝している新進気鋭の葬儀社です。 例 ~なお葬式・~の葬儀【某有名ショッピングモール配下】・横文字英語表記の葬儀社【フューネラル~】などが代表的です。この葬儀社の仕組みの大半は、窓口をインターネット葬儀社が受け、問い合わせしたご遺族の元には登録契約している葬儀社が対応し施行する仕組みです。依頼したインターネット葬儀社は契約葬儀社から仲介手数料として葬儀代金の約30%~40%ぐらいを徴収します。追加料金不要などの広告文言を目にしますがインターネット葬儀社にあまり偽りは無いです。ただ下請けの葬儀社が利益の少ない葬儀に対して手の込んだ装飾をするケースは少なく、世間一般的にいわれる【安かろう悪かろう】になりがちなので依頼するときには考慮したほうが良いと思われます。)

対処方法・・・独自に葬儀を施行している葬儀社の連絡先を調べ事前に相談するのが良いでしょう。下請けの葬儀社スタッフの態度が悪いなどが見受けられても葬儀が始まってしまっては変更することが出来ず、後悔してしまう要因になってしまいます。熟慮考慮していただきたいと存じます。

以上の事柄は主観でありますので、参考までにお願い致します。

かわさき南部斎苑のご葬儀は(株)セレモ公誠(セレモこうせい)

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