直ぐに使える「葬儀マナー」本日は通夜編として一般に参列する皆様の目線で記載いたします。
◯通夜・・・本来「通夜」はお式ではなく、ごく親しい方々が夜を通して故人とお別れする最後の夜という意味合いがあります。しかしながら昨今では、忙しい現代になり告別式に参列していた会社関係者やご近所などの方々が「通夜」に参列する場面が多くなってきて「通夜式」という形に変化していきました。
◯葬儀とは・・・地方の慣習によるところが大きく、葬儀に対しての概念や式の進行また故人に対してのお悔み方などが様々あります。
以上の事を少し理解したうえで、次に参列マナーに進みます。
◯通夜式・告別式 参列共通でのマナー
先ず参列に対しての意識ですが、開式前では10~5分前が良いでしょう。あまり早めに到着したとしても、ご遺族・ご親戚は式の進行や僧侶へのご挨拶など一般の皆様とお話しできる時間はないものと考えられた方が賢明です。
通夜式・告別式のほとんどが、開式時間が遅れることはありませんので、そのつもりで参列してください。
式場に到着いたしましたら、参列した記録を残しますので「会葬帳」または「会葬者カード」に記入します。会社関係の方々は会葬者カードに挟んで提出することもあります。会葬帳の場合には、案内の札(一般・会社関係・学校関係・市役所関係など)各関係先に進んで記入します。カード式の場合でも提出先があれば、その関係先に進んでくだい。
次に提出先に進みましたら、お香典のお気持ちを合わせて提出致します。その時に一言「この度はお悔やみ申し上げます」と付け加えると良いでしょう。
※ここで、おおよその一般的な式次第を記載いたします。
ご導師入堂 → 開式の辞 → 喪主焼香 → 遺族焼香 → 親族焼香 → 一般会葬者焼香 → ご導師退堂 →閉式の辞
大体このような流れであり、式の時間は40分前後です。
ここで良く目にする参列者は、事前の案内に通夜時間 18時~19時 と1時間記載していることで、式後半に到着し導師が退堂してしまっていたり、遺族・親族も控室に行ってしまったなどのケースもあるので注意してください。
次に焼香の仕方ですが、式場内の係員の指示に従い行います。焼香台の前に来ましたら、正面祭壇に一礼し両手を合わせ合掌致します。両手の合掌から右手だけを話し抹香をひとツマミ指先で取り左に有る炭に落とします。宗派によって3回や2回など落とす回数が違います。また会葬者が100名超える場合には1回など気遣いが求められます。
また焼香台に一人で進まなければならない場面に遭遇してしまったら、式場内の中央は避けて進み、端の焼香台で焼香をすることをお勧めいたします。
次に焼香が終わりますと、遺族・親族のお気持ちとして通夜振る舞いの席が設けられていれば進みます。故人の供養も兼ねて料理が用意しておりますので、慎ましく食べることをお勧めいたします。大声での会話やお酒を飲みすぎて泥酔してしまうなどの行為は、迷惑ならずとも不謹慎と捉えられてしまいます。ご注意ください。
通夜振る舞いが終了しますとお香典の提出した方は、返礼品の引き換え券が、お手元にあれば交換いたします。ここでの注意点は返礼品を渡された時に 「有難うございます。」 言ってはいけません。「お世話様です。」や「ご足労様です」などや 一礼して無言で受け取るのも良いと考えます。
次に式場の出口に向かいますが、この時に会葬に来ていた友人に偶然会ったからといって会話することがないように注意してください。どうしても会話しなければならない場合は、式場から離れた所(コーヒーショップなど)でされた方が、よろしいと考えます。
本日は通夜式でのマナーを中心に記載いたしました。参考までにお読みいただければと考えます。
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